やっと降ろしたエンジン。ひとまず力仕事は一段落。
冷却水のホースにティッシュ詰まってるとか下部が特に汚いとかは気にしないで。スロットルボディの空気取り入れ部分は養生テープで目張り。ガソリンホースが付く所も一応テープで塞いである。
■エンジンの重さ
別に量ってはいないけど30kgの米袋よりは断然重かった気がする。でも運べなくはない。そんな程度の重さ。でも最初の一回目は腰をいわしそうになったよ。
■ネジの位置は変えない
某整備士によるとボルトは元あった位置に戻した方が良いらしい。アタリがついてるとか同じ様に見えても違うボルトだったりするから、かな。外装とかフレーム方面のボルトはあまり気にしなくてもいいけど、エンジンに関しては元の位置に組み付けるのが無難と言えよう。
なので、トレイを用意して分かる様に並べる。蹴り飛ばしたら一巻の終わり。
ちなみに赤矢印の所、ノックピンとOリングがある。これを内部に落とさない様に注意しながら蓋を開けよう。蓋の方にくっついてきてポロリつうのがあるかも知れない。
■エンジン内部の様子
カムシャフト、ロッカーアーム、アームのシャフトは交換の必要は無かった、と思う。数値的にはOK。かじり、キズも無しだった。でも成り行きで交換してもうた。
さて、今回の主格、カムチェーンテンショナーだが、これにもパッと見、問題は見当たらず、オイル入れればロックもするし、音の原因はもしや他にあるのかと不安に。
唯一スリッパーのみこんな状態で文句無しの交換となった。
■吹き曝しは悲しい
強風の日に無理に作業を進めた所、さくっと枯れ葉がエンジン内部に突入してきた。こーゆー所で作業をしてしまうと組む時に合わせ面や座面をいちいち掃除しながらになる。でないと、
こんな感じで異物が潰れてトルク不足に。掃除に使うパツクリ代も馬鹿にならんのである。
■バルブタイミングに苦戦
まずはテンショナーの仕組みについて。
オイル室にオイルを充填するとアームの動きがロックされる様になっている。これでチェーンを張っている。したがってオイル入ってるまま組むとカムチェーンスプロケットにチェーンをかけ辛い状態になる。
それに気付いてテンショナーからオイルを抜くべく再びバラしてまた組んで…。
これでスプロケにチェーンを掛け易くなったは良いものの、なんか、バルタイ合いません。目安のケガキ線が平行にならんのです。チェーンが張ってないから駄目なのかと思い、テンショナーにオイル充填してみたところ、漸くバルタイ取れました。
手順としては
(1)テンショナーからオイル抜いて組む
(2)チェーン、スプロケを大体正解と思える状態に取り付ける
(3)オイル充填する
(4)テンションのかかった状態でバルタイチェック
となる。が、バルタイチェックでずれているのが発覚したらスプロケとチェーンを組み直すのに一旦テンションを取り除いてやる必要がある。
テンショナーのこの部分を押してやると緩む。